2008年9月15日月曜日

be動詞の疑問形を作れなかった男がiKnowのdictationってアプリの使い方を考えてみた

イマイチ派手さというか、エンターテイメント性に乏しく、メニューにあるからたまにはやってるけど、何のためにやってるのかイマイチわからん感があるdictationだけど、これこそが英会話には必要な気がしてきたので、効率的に学習する方法を考えてみた。

dictationの学習の流れ

まず、dictationは基本的にこんな流れで出題される。

  • 同じ英語の例文について、穴埋めの範囲が違う問題が2回出題される。
    1. 半数の単語が穴埋めになっている英文が表示され、同時にその音声がながれるので、穴埋め部分を聞き取って正しいスペルを入力→正解の英文と日本語訳が表示される
    2. 全文が穴埋めになっている問題が再度出題されるので、聞き取って全文のスペルを入力→正解の英文と日本語訳が表示される
  • で、全文穴埋めに正解するとその例文はクリアしたことになる。
  • 最初の穴から順に単語を入力していくんだけど、間違っているとすぐに指摘されるので、正解されるまでその単語を再度入力することになる。
  • ただし、一部聞き取れなくても、ヒント機能を使うと、今入力中の単語の正解を約2秒間だけ見せてくれる。全文ではなく、あくまで今カーソルがある単語のみ。
  • で、間違いまたはヒント回数が3回(もしくは4回)に達すると、聞き取れなかったと見なされて次の質問に移り、後でもう一度出題される。

dictationの効率的な学習方法

まぁ、特殊な学習方法ってことじゃなくて、こんなところを押さえながら解くと学習効果が高いんじゃないかなぁと思った点をまとめてみる。

  • まずシャドーイングまたはリピーティングして、単語を聞き取る(口に出すと正確に聞き取れているかどうか解る)
  • いくつかの単語を聞き取れたら、元々表示してあった単語もしくは写真と合わせて意味を推測する(コレ重要)
  • 聞き取れた単語を入力してみる
  • 推測してみた単語を入力してみる。この時文字数などが合わなかったらさっさとヒントを使う
  • 穴埋めが完成したら、日本語訳を見ながら推測が正しかったか確認する

たぶん、この方法を繰り返していくと、道でいきなり外国人に話しかけられても意味がわかるようになるんだと思う。

実際、英語が話せない人って、こっちから何か話しかけても、その返答が聞き取れないから会話が出来ないんだと思う。「I want to なになに」とか、一方的に話すだけなら(相手が理解しようとしてくれるなら)まぁまぁ実用になる程度話せるもんだ。

で、なんで聞き取れないかっていうと、いつもは文字を読んで、主語とか動詞とか副詞の位置関係を何度も目で追いながら意味を考えるんだけど、聞き取りだと、この目で追うっていう動作が出来なくて、単語同士の繋がりを頭の中で解けないからだと思う。

で、dictationの場合は、この「聞いて」「意味を考えて」「穴埋め&日本語訳で復習」という流れがうまく回るので、だんだん聞くだけで意味がわかってくるんだと思う。(残念ながらおいらはまだそこまで辿り着いていないが…)

dictationは1回につき10分以上かかると思うけど、何度も繰り返さない分だけ進行が早いので、1日1回って感じで良い気もする。

iKnowアプリ側がステップ3を進行中ならば、dictationはステップ2をやるのが良いかも。同じステップ3をやってると、知らない単語(iKnowアプリ側でまだ出題されてない単語)が出てきて、学習効率が落ちる気がするので。

同じ理由で、ステップ10をやってる時より、ステップ1をやってる時の方が知らない単語が混じる可能性が高いんだけど、これはしょうがないとして進めるしかない気がする。さすがにステップが低いうちは、学習済み単語が少ないので、例文にならないだろうし。(こういう事情もあって、最初おいら的にdictationはウケが悪かった)

dictationでは、回答欄に何文字入れるのかといったインジケーターが表示されるので、簡単に聞き取れるようになったら何文字はいるかも無視して(見ないようにして)解くと、難易度が上がって良いのかも知れない。

iKnow!で提供されているアプリの位置付け

おさらい的に、各アプリの位置付けと学習効果をまとめてみた。

紛らわしいけど、「iKnow!」と表記するものはサービス全体を指して、実際にFlashアプリとして動く方は「iKnowアプリ」(もしくはiKnowとだけ)と表記してるよ。

iKnow

  • 単語やコロケーション(特定の単語のセットで特別な意味になるもの)を覚えるためのアプリ
  • 単語の意味、スペル、発音など、単語辞書にのっているような内容を扱う
  • レベル毎にまとめられた単語辞書を暗記していくのと同じような学習効果。平たく言うとボキャビリティー向上
  • 定着率という概念があり、単語を覚えるまで最適なパターン・スケジュールで学習可能
  • 携帯版もあるので、場所を問わずちょっとした時間に学習可能
  • iKnowアプリでの効率的な学習方法は、このブログで既にとりあげています

dictation

  • ヒアリング能力向上や、スペルを覚えるためのアプリ
  • 再生される英文を聞き取って、そのままの英文を入力するだけの問題を繰り返す。
  • ニンテンドーDSのえいご漬けみたいな感じ?(や、おいら持ってないからよく知らないんだけど)
  • 耳で聞いて、それを入力することで、聞き取った内容が正しかったかどうかが判断できるため、ヒアラング能力が向上する
  • 聞き取れなかった単語も、全体の意味を考えて聞き取れなかった単語を推測する推測聞きをすることになるので、英語の文脈についての感覚を養うことが出来る(ここには助動詞しか入らないはずだとか、この単語は名詞じゃなくて動詞だとすれば、ここにはこれが入るはずだとか)
  • 耳で聞いて意味を理解できるようになるので、英会話するには重要な気がする(英文を目で見て意味を理解できても、なかなか耳で聞くだけじゃあ理解できないよね)
  • 効率的な学習方法は今回取り上げました

BrainSpeed

  • iKnowアプリなどで既に学んだ単語を、ゲーム感覚で復習するためのアプリ
  • 1秒に1問ぐらいのペースで、瞬間的に簡単な2択の問題を次々に解いていくことで、単語を見た瞬間に意味を思い出せるようにトレーニングする
  • ヒアリングにしても、スピーキングにしても、単語の意味は瞬間的に浮かんでこないとうまく話せないので、一度覚えた単語の復習として使うと良いかも
  • 単純にゲームとしてたまにするぐらいでいい気もする

iKnowアプリを基本としつつ、ヒアリング方面をdictationで補完して、ゲーム感覚での復習にBrainSpeedを使うって感じかな。

0 件のコメント: