みなさんレコーディング・ダイエットって知ってますか?
自分の食べたものを片っ端からメモして、可能ならカロリー計算し、自分がどれくらい食べているかを自覚することでダイエットへのモチベーションを維持させようっていうダイエット法の一種です。
詳しくはこのへん見てみてください。
今話題のレコーディングダイエットを検証! - [話題のダイエット情報]All About
おいら初めてレコーディング・ダイエットをTVで見たとき、「あー、この食事記録してカロリー計算するあたりをWebサービスにしたら人気出るかもなー」と思ってたんですが、すでにその機能が実装されているサービスを発見したのでご紹介します。
カラダカラって?
ってサイトなんですが、健康のポータルサイトと冠しているだけあって、ダイエットはあくまでオマケで、睡眠時間とか食事とか精神状態とか病気の治り具合を日記に付けて、仲間交流を深めることで、健康に気をつけましょう、というか辛くても負けないでね的なところを狙っているサイトのようです。
ダイエットダイエットと煽ってない分、信用できるというか、コツコツ続けるには良い環境だなぁと思いました。
で、レコーディングダイエットは?
会員登録すると、カラダカラノートというものに記入できるようになっています。
記録できるノートの種類はたくさんあって、その一つが食事の内容なんですが、実際に見てもらった方がわかりやすいかな。
ちょっと文字が潰れちゃってますが、要はAjaxをバリバリに効かしてるテキストエリアがあって、そこに食べたものを書くと、関連するデータを検索して候補をリストアップしてくれます。
たとえば、「味噌ラーメン」と書くと、「一般的な味噌ラーメン」なのか「まるちゃんのインスタントラーメン」なのか「日新のカップラーメン」なのかといった感じ。一人暮らしに考慮しているのか、インスタントモノが多い気がします。(まぁメーカー公表値がある分データを揃えやすいのかも知れませんが)
んで、リストの中から一つ選んだら、カロリーが自動的に算出されるので、食べた分量(これによってカロリーも増減する)や、時間帯を入力していく流れです。
MacでFirefox3を使うとちょっと表示が崩れますが、ぜんぜん許容範囲です。
で、ここからが凄い
食事内容を記入することで、自分がどれだけ食べているかを自覚させ、意識的に食事量を制限するというレコーディングダイエットの目的(というか記録を支援する目的)はこの時点でクリアできます。
更に、単品毎、一日毎のカロリー量も計算できてしまいます。
ただ、これだけで終わりではなかったところが凄いんです。
これを見てください。
カラダカラではユーザプロフィールの一環として、「体を動かす仕事の人」「普通」「動かさない仕事の人」程度の区分で基礎代謝量を設定することが出来ます。
また、カラダカラノートでは、「腕立て伏せ」「ウォーキング」「ジョギング」といった運動量も記録することができ、距離・時間・回数ごとの単位消費カロリー量を設定可能なので、これらの基礎代謝+運動量によってどれくらいのカロリーが消費されているかを計算することが出来ます。
で、食事によって摂取されたカロリーから、消費されたカロリーを引き、差し引きでカロリーがどうなっているのかをグラフ化することができるのです。(これが上の図)
実際にカロリー収支が数字として計算されているので、月末時点で差し引きどうなっているのかも知ることが出来ます。
今月は2万kcalのプラスだから、その分脂肪が付いてるんだろうなぁとか、数字として突きつけられるわけです。
で、ここで終わらない
ここまでカロリー収支が明確になってしまうと、逆の考えもできるようになります。
たとえば、
- 「(上のグラフのように)おおよそ毎日500kcalのプラスなんだから、日々の生活に500kcal消費する運動を取り入れれば、体重は維持できるんだな」とか、
- 「昨日は飲み歩いてカロリー取り過ぎちゃったから、その分運動しないと…って、取り戻すためには200分もマラソンしなきゃならないの? マジで。やべー呑み会自重しなきゃ」とか、
- 「やばいよ、○○までにあと5kg痩せなきゃならないじゃん。それって一日当たり1000kcal減らすって事でしょ? こんなの食事だけでは減らせないよね。食事で500kcal減らすとして、残り500kcalを消費する運動はと…」
みたいに、具体的な数字で考えられるんです。
これは効きますよ。雨が降ってもウォーキングは休めませんよ。
なんせ、今までの「何となく、まいっかーで済ませて結局痩せなかった自分」のように漠然としたモノではなく、「○○に××できなかったが為に痩せなかった自分」をリアルに突きつけられるわけで。
まとめ
カラダカラを知ったきっかけは、このレコーディングダイエットのカロリー計算のアイデア(食べ物の名前を解析して候補を示しカロリーを計算する)を前から思いついていたからなんですが、作るの大変そうだなぁ(データ集めるのがね)と思ってたし、良いのがあるなら使おうというスタンスでした。
なので、カラダカラを知ってどんなもんか使ってみて、自分のイメージの上を行くサービスだとわかったとき、結構感動しました。
何が凄いって、仕組み的に完結してるんですよね。ポータルという名に負けてない。
上記カロリー収支の話もそうだし、一緒に運動するための仲間作りや、実際に体の調子がおかしいときの医学事典や自己診断までできちゃう。
よくある「ポータルを目指してるけど上手く回せず力尽きてダメになるパターン」ではなく、うまく回ってる実例を見てる気がして、サービスの企画にもかかわっている身としてスゲーと純粋に思ってます。
…このサービス、人気あるのかな? おいら的にはど真ん中ヒットなんだけど、(おそらく)長くやっている割には名前が知られていない感じがして、もったいないなぁと思いました。
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