2008年12月29日月曜日

androidでJUnitを使ってテストケースを書く方法

テストケースは、まぁ書けるとして、どうやってテストを実行するんだ? ってところで詰まったので、調べてみました。

androidにおけるUnitテストの資料

2008/12/28現在では以下のような状況でした。

で、日本語でまとめるとどーよ?

ざっくりまとめるので、詳しくは上記資料を読んでね。

  • まずはApiDemosのテストケースよんどけ
  • テストケースも1つの独立したプロジェクトとしてapkファイルを作ってエミュレータなどに転送する必要がある。要はテスト対象と、テスト本体で2つのプロジェクトを作る必要がある。
  • activityとかservice用のテストケースが用意されているので、それを使うと結構幸せになれる。このへん参照android.test.InstrumentationTestRunner - Android
  • テスト用のAndroidManifest.xmlが必要。書き方はApiDemos/testsのやつを参照
  • テストの実行は、エミュレータからならDevToolsというアプリのInstrumentationから好きなテストを選べば実行できる。
  • このDevTools→Instrumentationの中には既に何個かテストが入っているので、どんなことが出来るか実行してみると良いかも
  • コマンドラインから$ adb shell am instrument -w com.example.android.apis.tests/android.test.InstrumentationTestRunnerなどとしても起動できる。これにはオプションがいっぱいあるのでandroid.test.InstrumentationTestRunner - Android参照
  • テスト結果は$ adb logcatまたはamコマンドでの出力値として返される
  • INSTRUMENTATION_FAILEDとか言われる場合は、エミュレータ内でテスト用パッケージを認識できているか、$ adb shell pm list packagesを使って確認すると良いかも
Android端末間の互換性が問題になりそうな雰囲気なので、テストファーストで開発してテストをたくさん書いておくと、将来幸せになれるかも知れません。

2008年12月28日日曜日

OpenOffice3.0のWriterがひどく使いづらい件について

MS OfficeのWordに慣れた身にとって、ひどく使いづらいと感じた事があるので、ここで文句を言うw

ちなみに、MacOSX 10.5 + OpenOffice 3.0.0での話です。

したかったこと

ブログ読んでいて、「あ、これいいな。印刷しておこう」と滅多に思わないことを思ってしまったので、手持ちのOpenOffice3.0を起動してWriterを選んだ。

HTMLから該当箇所をwriterにコピペする。元HTMLから多少文体が異なってしまったが、まぁいい。

ちょちょこ直した。

さぁ印刷と思ってプレビューを見てみる。

あれ、最後の行が次ページにはみ出てる。

直さなきゃ。

ここから悪夢が始まる

1ページの行数を増やせばいいな、と経験から思ったので、「ファイル」メニューから「印刷設定」を探す。

あれ、そんなメニュー無い。

しょうがないので「ファイル」メニューから「プロパティ」を開いてみる。

ここにも行数の設定画面がない。こりゃファイルシステム上のプロパティを編集する画面か。

じゃあどこだ?

あれれ? それらしいメニューがない。

プレビュー画面ボタンにあるのかな?

・・・プレビュー画面開いたけど、そんなボタンない。

わからん。

機能的には無いと非常に不便だから、無いはずはないんだけど・・・。見たことがある気もするし。

しょうがないから、メニューを1つ1つ開いてみるか。

(しばらく探す)

あ、あった。「書式」メニューの「ページ」ね。もーこんな所に置くなよー。

更に悪夢は続く

んーと、行数の設定は・・・「行数と文字」タブか。

「行数だけ指定」を選んで、「ページ単位の行数」は・・・26行? A4に入る行数ってそんなもんだっけ? まぁいいや。確定。

うがっ、やっぱり行数が少なすぎて3ページまで伸びちゃった。

元の設定画面に戻って・・・と。

でも、26行以上増えないなぁ。

(しばし、がちゃがちゃ)

あれ? 「ルビ文字の最大サイズ」を減らしたら「ページ単位の行数」が31行まで増えた。

えー? 「ルビ文字の最大サイズ」とか「1文字の最大サイズ」を指定してからじゃないと、「ページ単位の行数」を自由に指定できないの?

まじで?

うーめんどくさー。まーいーや、ルビなんて無いし、1文字サイズも使っているフォントサイズまで下げちゃえ。

あれれ? それでもまだ印刷したい文書は1ページに収まらないや。

うー。見た目では、まだまだ行間空きすぎなので、この行間を削りたいんだけどなー。

どこで調節するんだ?

(かなり格闘)

うー、いくら調整しても、「標準の文字数を使う」を選んでデフォルト設定を使った方が収まりがいい・・・。

うがー、わからん。こんなに時間かけてられない。やーめた。

てか、胸くそ悪いから、ブログに書いてやろう。←いまココ

ユーザインタフェース上の問題点まとめ

OpenOfficeはその存在意義として「MS Officeの代替えを無料で目指す。(=MSやっつける)」であったはずですが、このインタフェースじゃあMS Officeから流れてきた人はOpenOfficeのwriterで絶望して「しょうがないからMS Office 2007でも買おうか」となる気がします。

具体的な問題点は以下の点です。

  • MS Officeと同じ機能が同じメニュー構成となっていない。これは、「基本的なメニュー構成や機能は、違うアプリ間においても同じ配置になっているべき」というMS WindowsのUI思想に反していて、元Windowsユーザにとっては非常にフラストレーションが溜まります。(MS Office 2007はここで反感をかったわけですが)
  • 大抵の人のプロセスとして、「適当に文書を書く」→「1ページに収めたいところがあったらページの行数を増やす」→「システムが行数に合った行間隔などの周辺パラメータを適当に設定する」→「まだ気にくわなかったら周辺パラメータを微調整」といった流れで作業するのに対し、OpenOfficeのwriterは「適当に文書を書く」→「システムが行数に合った行間隔などの周辺パラメータを適当に設定する」→「1ページに収めたいところがあったらページの行数を増やす」→「まだ気にくわないので、さらに行間隔などの周辺パラメータを適当に設定する」→「1ページに収めたいところがあったらページの行数を増やす」→「まだ気にくわないので(以下何度か繰り返す)」となっていて、「1ページに文書を収める」という目的達成まで非常に時間を要します。
  • いくらがんばっても目的を達成できず、かつデフォルト設定の方が自分の目的に近い。サイアクです。

MS Officeでは簡単に実現できたことを、OpenOfficeでは色々試して結局実現できなかったという体験は、絶望以外は生まないでしょう。(たぶん自分ももうwriterは使いません)

とか言いつつ、マイナーバージョン上げたら直ってたりしてね。

2008年12月25日木曜日

Web上で1円を決済させる方法

おいら今更ながらウェブ進化論 を読んだんですが、読みながら「そういえば、まだ人々から1円づつ徴収するようなビジネスモデルって出てきてないなぁ。ウェブ進化論っていつ書かれた本だっけ? 景気悪化から広告費が削られるのは目に見えてるんだから、まさに今必要なのに。たとえば、1円決済モデルを行うメソッドさえ実現できるなら、おいらのようなフリーランサーが自分で食べるのに困らないぐらい稼ぐことは簡単だと思えるのに」と思っていた。

てなところで、定額決済の話題がホットになってきたので便乗してみる。

前提

「失敗して当たり前」な有料Webサービスの条件 - インターネットください

「サイト存続のため、アバター買って」 カフェスタが異例の呼び掛け - ITmedia News

「タダが当たり前」の時代は終わる? カフェスタが「お金払って」と呼び掛けた理由 (1/2) - ITmedia News

有料ネットサービスが成功しないたったひとつの理由 - いつか作ります - 断片部

コンテンツで収入を得ていける仕組みをみんなで考えよう - novtan別館

有料サービスが抱える課題 − 少額決済について - この先、しばらく道なりです

ポイント購入制が有力かも!?

有料サービスが抱える課題にある通り「ポイント購入制」が現実解に思える。

コメント欄にある通り、Value-Domain なんかは昔からクレジットカードでサイト内ポイントを購入して、そこから少額決済(といっても数百円単位)してるし。表から見る分には良いモデルだと思う。(飼い囲み的に)

でもValue-Domainはあくまで「ドメイン屋さん」で、よっぽどじゃないと少額決済を広めようという気は起きないと思う。(し実際ムリだと思う)

それに、今から使用額決済システムを作って、市場に受け入れられるかは不明だよね。APIどうすんの?の他にも、そもそも信用問題とかとか。

こんなのどうかな?

で、自分が思うに、OpenIDと絡むのが「少額決済」的にも「OpenIDの発展」的にもいいと思う。

おいらgemspec.infoを作ったときにOpenIDの事をそれなりに調べたんだけど、あれって認証したときにユーザ情報を一緒に渡すことが出来て、かつその付加情報って拡張可能だった気がする。(や、深く調べてないからわかんないんだけど)

要は、OpenIDプロバイダがやる気になって独自拡張すれば、グローバルなIDに紐づけられた決済手段として使えると思うんだよね。

ちなみに、

  • 日本の企業で
  • 有名で
  • 既にユーザが多く
  • かなりの割合の人が既に決済手段を登録済みであり(←超重要)
  • クレジットカード会社側もある程度の少額決済を容認しており
  • もちろんOpenIDプロバイダとして稼働していて
  • 決済手段を登録しているが故に、IDの身元確認もしっかりしている(と期待されている)

という意味で、Yahoo! JAPANがOpenIDを使った決済機能提供元の最有力候補に思えるんだけど。

で、以下はヤフオクユーザを対象に考えていくことにする。

OpenIDを使った決済の流れ(脳内)

あらかじめ設定しておくこと

ヤフオクユーザである時点で決済手段は登録済みなので、後は・・・

  1. 自分のOpenIDを発行する
  2. 自分のOpenIDを使って決済を行うことを許可しておく。この際、デフォルト決済手段も指定しておく。

の2点だけ設定しておく必要がある。

少額を何回も決済されることを、カード会社が嫌うなら(普通嫌だよね)、そこにポイント制を導入しなければならないと思うので、先にポイント購入しておき、自動チャージの設定などもしておくのが理想なんだろうな。

外部サイトで決済するときの流れ

  1. 外部サイトで「決済金額」と「Yahoo! JAPANが発行した自分のOpenID」を入力して決済ボタンをクリック。(ただし、ログイン済み状態ならOpenIDの入力は必要ない)
  2. 外部サイトのシステムがOpenIDをパースし、決済情報と一緒にエントリポイント(Yahoo! JAPAN)へのリダイレクトを行う。もちろんSSLを使う。
  3. Yahoo! JAPANのOpenIDログイン画面が表示されるので、ログインする。(ログイン済みであれば省略)
  4. Yahoo! JAPAN上で決済金額と支払先(外部サイト名)が示され、Yahooに登録済みの決済方法のうち、どれから支払うかを選択する。(確認無しに決済を行う設定になっていれば省略)
  5. Yahoo! JAPAN上での決済が無事完了すれば、外部サイトに再度リダイレクトされる。この際、決済を特定できる決済IDも一緒に渡す
  6. 外部サイト側で、決済IDを保存して完了。または決済できていなければエラー処理を行う。
  7. 決済IDを使って決済状況などを確認することが出来る(ユーザ、外部サイト共に)

2のリダイレクト時に、外部サイト側を確認するため、なんらかの認証手続き(RSA認証とか)を使っておくと良いんじゃないかな。

ちなみに、外部サイトで販売するものは、「物理的な商品」でも良いし、「情報」でも良いし、「一定期間のサービス使用権」でもいいと思う。

整理すると

  • ユーザは(設定と認証状況にも寄るが)、金額を確認して決済ボタンを押すだけ(最短1クリック)で決済完了できる可能性がある。
  • この時の条件は、「外部サイトにOpenIDを使ってログイン済みで、Yahoo!JAPANにもログイン済みで、Yahoo!JAPANにOpenID経由で決済リクエストがあったときのデフォルト決済手段が登録済みであり、決済リクエストがあったときに確認無しで決済を通すように設定されていること」の4点。
  • 外部サイト側で対応すべき事は、OpenIDを使ったログイン処理+αぐらいの処理であり、全然楽。ユーザのパスワードもクレジットカードのナンバーも(手に入らないので)気にすることはない。あー、決済可能なOpenIDプロバイダをホワイトリストでフィルタリングする必要はあるかな。
  • 一方、Yahoo! JAPAN側は、規格の策定から関係団体への折衝からカード会社への説明からAPI公開から保守まで対応する必要があり、結構というか相当大変だとは思うけど、実現できたら「一人勝ち」状態でしょうね。

OpenIDなら、1つのYahoo! IDから「決済画面に進めるOpenID」と「決済できないOpenID」を用途によって使い分けることが出来るしね。(今のYahoo! JAPANの仕組みじゃ出来ないんだろうけど)

OpenID側のメリット

OpenID対応サイトを作ってみて分かったんだけど、今のOpenID界って結構混沌としてて、「あっちのOpenIDプロバイダだとコレができるけどアレができない」「こっちは日本語使えない」とか、OpenID対応サイトもホワイトリスト的に利用可能なOpenIDプロバイダを絞ってるので、結局あちこちのOpenIDプロバイダにIDを2・3個登録して、OpenID対応サイトも複数のOpenIDを登録しちゃうことになってしまう。

同じサイトなのに、別のOpenIDでログインしちゃって、「あれー? おいらのデータはドコいった?」とかね。(実話)

でも、これって当初のOpenIDの目的に反してる。ぜんぜん便利じゃない。便利じゃないからOpenID対応サイトも増えない。

イクナイ。

で、Yahoo! JAPANが少額決済メソッドの実装できたらどうなるか?

  1. 少なくとも日本のECサイトでは「Yahoo! JAPANのOpenIDを使った決済方法」に対応するところが次々に出てくる。(Webマネーに次々に対応したように)
  2. 普通のWebサービスでも「Yahoo! JAPANのOpenIDを使った決済方法」に対応するところが現れる。
  3. いったん「普通のWebサービス」で受け入れられると、決済手法として爆発的に普及する。(だって利用料取りたいもんねぇ)
  4. 「Yahoo! JAPANのOpenIDを使った決済方法」がデファクトスタンダードとなる。
  5. 決済機能に支えられてYahoo! JAPAN発行のOpenID利用者が増える
  6. ユーザシェア拡大に伴い、数多のOpenID対応サイトではYahoo! JAPANのOpenIDをホワイトリストに追加しなければならなくなるので、ユーザはとりあえずYahoo! JAPANのOpenIDを取得し、使うようになる。
  7. Yahoo! JAPAN発行のOpenIDがデファクトスタンダードとなる。

てな具合に、Yahoo! JAPANの商売的にも、OpenIDの普及のためにも、ECサイト運営者にも(決済方法の拡充と集約)、Webサービス運営者にも(広告モデルからの脱却)、ユーザの利便性(OpenIDと少額決済)向上のためにも、みんなにすんごいメリットがある気がする。

こうなったら、おいらも他のOpenID捨ててYahoo!一本に絞るね。

Yahoo! JAPANさん、がんばってくださいよー。

でもマテよ?

あれー?

なんかうまく行きそうじゃねー?

おっかしーなー、なんで今まで生まれてこなかったんだ? どっかに穴があるな、こりゃ。

ツッコミ求む!!

12/26更新

はてブやコメントで指摘いただいたので補足。

「日本では銀行以外が送金業務を行うことは違法」については、これが送金業務に当たるかどうか微妙だけれど、2005年初頭にYahooがあおぞら銀行を傘下におさめて、銀行業務に参入してたみたいなんで、これの流れがあるのかなぁとか。

「オークションを使ってない(相当数の)人たちは使えない」と言うのは視点が違う気がします。全ての人がアカウントを持っている銀行なりクレジットカード会社なんて存在しないので、どんな方法にせよ、新規に「クレジットカードなり銀行引き落としにつなげるための登録」をする必要があるんでしょうけど、ヤフオクを使える人(Yahoo! JAPANプレミアム会員)なら新たに登録しなくてもそのまま使えるよ、って話です。Yahoo! JAPANプレミアム会員ではない人は、新たに会員登録すればいい話なので、マイナス位置じゃなくてゼロ位置ですよね。

「クレジットカードなり銀行引き落としにつなげるための登録」って、ユーザにとってすごく障壁が高い行動なので、(簡単な設定ぐらいで)何もしなくてもそのまま使えちゃうユーザ(Yahoo! JAPANプレミアム会員)が居るのって、超重要だと思うのです。

「決済手数料の問題」については、運営元の判断(直接マネタイズするのか、他社より優位に立てればそれで良しとするか)に寄るんでしょうけど、「ヤフオクはやらなくても、少額決済には使いたい」って人もプレミアム会員に流れるでしょうから、新規に増加する会員の月額利用料(346円)分は売り上げがあがるんじゃないかな。

現実問題として、決済手数料無しで使わせるのは難しいんだろうけど、ポイント制で行くならそんなにバカみたいに高いシステム構築費にはならないと思うから、その分手数料を安くできるだろうし、極端な話手数料が安ければ、定額制にしてプレミアム会員に負担させるとかって話でもいい気がする。外部サイトなどに手数料を負担させることが結局支払い価格に乗ってくることを伝えれば、理解も得られるんじゃないかな。あと、Yahooから外部サイトへの支払いも、「末締め翌月末払いで1万円単位」ぐらいで縛って、ここから数パーセントのマージン取れるんじゃないかなぁ。

・・・でもなんか、もっと現場寄りの泥臭い話が根幹にある気もする。

2008年12月24日水曜日

月刊android周辺にぅす2008年12月版

日本アンドロイドの会北海道支部ができたのはいいけど、どんな活動しよっかなーと思っていたんですが、androidの経験の少ないおいらでも出来そうな事として、毎月(札幌Javaコミュニティの活動日)Android周辺ニュースをおいらなりにまとめて公開しようと思っています。

生い立ちと対象読者

日本では端末さえ出ていないAndroidですが、G1が発売されてからはAndroid界も慌ただしくなってきていて、新たにAndroidに興味を持った人がいたとしても、周辺事情を抑えるのでさえも一苦労かなと。

Androidに興味を持っている(けどよくわからないから手を出していない)Web系プログラマというのは、結構な数存在すると思うのですが、そういう人向けに毎月コンテンツ開発者視点でニュースランキングを配信することには意味があると思ったので、「飽きるまで」やってみようかと思います。

特に、(端末が発売されていない状況なので当たり前なのですが)現状ではコンテンツ開発者よりも、組み込み開発者(このハード構成でAndroid動いたーみたいな)の方が盛り上がっているように見えるので、これをきっかけにAndroidに興味を持ってくれるWeb系プログラマが増えて、コンテンツ開発者間も盛り上がってくれればいいなぁと思っております。

なお、おいら北海道人なので、視点が北海道からのものになっています。前提が札幌Javaコミュでの発表資料なので、この辺は許してくださいね。

公開資料

なお、資料はSlideshareを使って公開していますが、今のバージョンは相当腐っているらしく、Macからアップロードはできないわ、プロフィールやファイルの属性編集もできないわで、酷い状態です。

かなり適当な状態でアップロードされていますが、ご容赦くださいまし。

なお、内容については、(一応android系ニュースは追っているものの)おいらが直感的に確認も取らずてきとーに突っ込んでいるだけなので、もし間違っていてもAndroidの会は無関係です。悪しからず。

なお、11月以前のAndroid周辺事情は(大雑把ですが)android勉強会 in 札幌+android周辺事情のまとめ を推しておきます。

あと、ニュースソースはandroid情報まとめ@ウィキなので、「一ヶ月も待ってらんねー」という方や「何言ってるかわかんねー」という方はそちらをどうぞ。

で、反省

初回なので、あまりうまく行くとは思ってなかったのですが、本当にイマイチだったので、反省しておきます。

  • トップ10である必要はないかも。みんなが知っておくべき大事な要素って、トップ5に収まる気がする。
  • スライド1枚ぐらいの内容で、今月何があったのか、時系列で示しておいたほうが理解しやすいかも
  • コメントがやっつけっぽいよね
  • 札幌Javaコミュ内のAndroidに興味を持っている人のレベルに合わせた方がいいのかな
  • やばい、このニュースだけじゃ呑み会に繋がらない気がする

こんなの欲しいみたいなご要望ありましたら、コメント欄にどうぞー


2008年12月14日日曜日

勉強会配信セットを作ってみました

パチンコで勝ったので、このアブクゼニが無くならないうちに勉強会をUst配信するために必要な機材をバック1つにまとめたセット(以下勉強会配信セット)を作ってみました。

勉強会配信セット

方向性としては、

  • 配信に必要なものがバック1つに収まること
  • 最低限のクオリティを確保しつつ安価であること
  • 勉強会間で貸し借り可能なこと(LOCALで管理する前提でまとめました)
  • ネットワーク回線は調達方法がいろいろあるし、責任問題が付きまとうからセットには含めない

としています。

「ちょっと○○配信したいから貸してよー」「ほーい」と簡単に貸せるセットとして使いたいのです。

以下にセット内容と選定理由と購入価格と短評をまとめてみます。

Webカメラ


"Logicool キューカムプロ9000 QCAM-200S" (ロジクール)

購入価格 : 約8000円

購入理由 : 勉強会配信に関して異常な技術力を誇るRuby札幌がお勧めしてたから。

どうよ? : カメラ性能はWebカメラとしては良い方だと思う。注目すべきはマイクの性能で、質疑応答はマイク無しでもなんとか聞き取れる程性能がよい。ただ、カメラ固定用の穴がないので、三脚などのへの固定には工夫を要する。(ガムテープとかね) Windowsなら高画質モードがあるみたい?(未確認)

参考 : メーカーリンク

三脚


"SLIK 三脚 800G-7 SLIK800G-7" (スリック)

購入価格 : 約4000円

購入理由 : まぁなんでも良かったんだけど、安くて、カメラの高さが地面から1.5m以上にあって、軽いこと(700g)が決定要因だった。

どうよ? : んー。普通に良い。特に困ったことはないなぁ。

参考 : メーカーリンク

三脚を設置する場所が無いとき用の固定器具


"ケンコー カメラ用三脚 JOBY ゴリラポッド 086821" (JOBY)

購入価格 : 約3000円

購入理由 : レイアウト的に三脚が置けない場合があると思うので、ポールや天井への固定用に買ってみた。JOBYゴリラポットSLRかSLR-ZOOMというグレードなら、それぞれ800g/1.5kgまでの加重に耐えられるのだが、一番低いグレードはくにゃくにゃしてて使い物にならないので注意。おいらはSLRを買ったので800gまでだけど、これならスタビライザーを付けても実用十分。

どうよ? : まだ実践未投入。でもまぁ、三脚が使えるならそれが一番かもね。セッティング楽だし。

参考 : メーカーリンク

Webカメラ固定用台座


"Manfrotto カメラスタビライザー 797 Modopoket" (manfrotto)

購入価格 : 約3000円

購入理由 : キューカムプロ9000 QCAM-200Sはカメラ固定用の穴が無いので、三脚にならガムテープでなんとか固定できるものの、ゴリラポットは流石にムリ。汎用性を確保したいならカメラ側に細工をするべきだと思ったので、これを買ってみました。まぁ、固定用の面積稼ぎですわ。

どうよ? : 現状買って正解でした。ただ、まぁ、結局はテープで固定なので、カメラ固定用の穴と同じ山が切ってあるプレートを自作した方が安上がりでしょうね。ちなみに、ゴリラポットと組み合わせた状態はこちら。

QCAM-200S + GorillaPod SLR

USB延長ケーブル


"バッファローコクヨサプライ Arvel USB2.0対応 リピーター ケーブル 5.0M グラファイト AUR09GR" (バッファローコクヨサプライ)

購入価格 : 約2000円

購入理由 : キューカムプロ9000 QCAM-200SはUSB接続なんだけど、ケーブルが1.5mぐらいしかないので、三脚の隣にPCを置く必要があって、レイアウトがかなり制限される。そこでUSB延長ケーブル(オス-メス型)が必要になるんだけど、5m延長するならリピータ機能付きの方がなんとなく安心かなーと思って買ってみた。

どうよ? : うん。普通に使えた。やっぱりケーブル長いと楽だわ。

配信用ソフトウェア

配信中は結構CPU負荷かかるなぁ。理想的には配信専用PC+配信担当者がいた方がいいでしょうね。

  • Ustream 〜言わずと知れた動画配信サービス。Webカメラで撮った動画をライブ中継しながら録画できる。IRCを使ったチャット機能付き。プロジェクタに余裕があればIRCの内容を勉強会にフィードバックできて、盛り上がる。利用は無料。
  • CamTwist 〜Mac用。動画にエフェクトをかけたり、スクリーンキャストできたりする。そもそもドライバがないためMacは標準ではキューカムプロ9000 QCAM-200Sを扱えないが、このアプリを経由すると使えるようになるため必須。詳しくはCamTwist - UstreamまとめWiki 参照。

その他雑多

雑多なので100均を中心に揃えたものです。イヤホン以外必須ではないですけどね。

  • 携帯用バック〜30cm四方ぐらいのバックなら、三脚が飛び出すぐらいで収まる。家に余っていたもの。
  • Webカメラ用ポーチ〜レンズ傷ついたらヤだからね。100円。
  • 固定用テープ〜100均で打ってるガムテープで良いかも。Webカメラの固定の他、あると何かと便利。
  • カッター〜テープを切るためのもの。無いと上手に切れないので。
  • イヤホン〜Ust中継中に画像は簡単に確認できるけど、音声はイヤホンか無いと確認できないので必要。(周りの迷惑になるからね)
  • Windows用ドライバCD〜キューカムプロ9000 QCAM-200Sに標準でついているもの。Windowsの場合はドライバが必要らしいので。Macの場合はドライバはいらないけど別途CamTwistが必要。貸し出す前提なので。
  • 簡易マニュアル〜セット一覧とUstream.tvの簡単な使い方をプリントアウトしたもの。貸し出す前提なので。

その他PCとか電源タップとかLANケーブルとかは当たり前に必要だけど、それは準備できるでしょ。

まとめ

と、いうことで、約2万円ぐらいで勉強会配信セットを作ることが出来ました。

実用十分です。

先日PHP勉強会を配信してきたので、実際どんなもんか確認してみてください。(配信用回線は施設からレンタルしたものです。配信用アカウントも勉強会側から借りたものです)

欲を言えば、ネットワーク越しに勉強会に参加している人のフォロー用に、IRCを投写できる携帯プロジェクターがあれば言うこと無しですね。(このためにわざわざもう一台プロジェクターを用意するのは大変ですし)

あ、そうそう。勉強会をUst中継する場合、配信チャンネルが決まっていることが多いと思うけど、そのチャンネルを使うことが出来るUstreamのユーザ名とパスワードは事前に確認しておいた方が良いかもしれません。


2008年12月13日土曜日

CPIのrootがもらえる格安VPSであるVS-01を試してみた

個人的には「運用やバックアップを考慮して機器構成を考えて、サーバマシンを買って、セットアップして、データセンターに設置、そして保守管理」という作業に嫌気がさしているので、レンタルサーバで済ませることが出来るならそれでいいじゃんと思ってます。

で、費用対効果的に

  • 1万円/月程度でrootがもらえて実用的に使えるamazon EC2
  • 400円/月程度でrootは無いけどRailsが動く(けど共用サーバなので重いときがある)HostingRails.com

の2枚のカードが手元にあり、 使い分けによってどちらもそれぞれ良いサービスなんだけど、この中間にあたる「rootをもらえて月1000〜3000円」というゾーンにもちょっと興味がありました。(あと、上記は英語圏のサービスなので対応にちょっと不安がありました)

格安VPSに求めること

自分の使い方だと以下の点を満足するVPSサービスである必要があります。(EC2とHostingRailsを比較対象とした最低ライン)

  • 技術サポートが日本語
  • 日本からのネットワーク距離が近く速度やレスポンスが良い
  • Railsが実用的に動く(mongrel_cluster+mem_cachedやバッチ処理がちゃんと動く)
  • ネットワーク転送料制限やストレージ容量が極端に少なくないこと
  • それなりにメジャーなディストリビューションを使っている(個人的にCentOSはギリギリ。debian系がいいなー)
  • 共用サーバではないので自分でメンテナンスをしなければならないので、パッケージシステムが便利に使えること。およびディストリビューションがちゃんとパッケージをメンテナンスしていること。

これ以外はrootがもらえるなら、なんとかなるかなと。

CPIという会社が格安VPSサービスを始めた

KDDI系でCPIという会社があるらしい(おいらあまり詳しくない)のですが、そこで2000円/月でrootがもらえるVPSサービスを始めたらしく、期間限定でお試しサーバを貸してくれるらしいので、早速申し込んでみました。

スペックはこちら

CPI | Virtual Private Type Rental Server VPSスケーラブルプラン

試したのは一番安いVS-01プランです。

で、どうだったか?

用意してもらったVS-01のテストサーバにSSHで繋いで色々いじってみましたが、結果的に自分の使い方ではVS-01は採用に至りませんでした。

その理由をざっとまとめておきます。

  • VS-01以外ではコストメリットが低いので検討に値しない(あくまで主観)
  • VS-01のテストサーバは、スペック通り完全に立ち上がった状態で空きメモリが約180MBあるんだけど、このメモリ量ではyumがまともに動かない。yum無しでサーバを管理するのは辛いなぁ。てかこのテストさえまともに出来ない
  • 自分のPCからscpで動画ファイルを転送してみたら、最初は1MByte/secぐらいでるものの、10MB〜30MBぐらい転送したところでストールしちゃった。帯域制限かけてるのかな?(当たり前に使用状況によるのでこんなことがあった程度に捉えてください)

個人的にはyumが使えないのが決定的でした。メモリ180MBって結構小さいんですねぇ。

といっても、マニュアルさえちゃんと見てないので、操作方法間違えてる可能性もあるのですが。

でも、標準状態でapache/PHP/qmail/bind/mysqlあたり動いてるので、特殊なプログラムをコンパイルしてPHPから使うような用途なら十分なのかも知れません。

どちらにせよ、気になるならお試しサーバ使ってみると良いですよ。


2008年12月10日水曜日

gemspec.infoのβ2リリース

gemspec.infoに機能追加しました。

バージョンアップ内容β1→β2

  • 各gemの最新バージョンを対象にRDocを生成しておき、gemspec.info上から表示可能とした。これにより、ユーザは事前にRDocを使ってgem内容を確認できる。ただし、gemからRDocを生成する処理は半手動であり、RDocを生成できないgemも多数存在するため、全てのgemでRDocを表示できるわけではない。テンプレートは Allisonを使っているので標準よりキレイかも。
  • RDoc生成機能に合わせ、クラスダイアグラムも生成しておき、gemspec.info上から表示可能とした。ただし、これもうまく生成できないモノが多数。RDocより数は少ない。
  • これらに関連し、現在のシステム上のデータ量統計を表示した。総gem数、総version数、総spec数(なんでversion数より多いんだ?w)、保持している総RDoc数、保持している総クラスダイアグラム数、最終RDoc更新日時を表示した。
  • トップページの新着gemの表示内容を変更。どうせ新しいモノには付加情報は無いのだから、gem名と概要だけ表示する様にし、興味を引くようにした。
  • HostingRails.com を使ってるんですが、同じHostingRails.com内の別データセンターに引っ越ししました。こちらの方が日本からの回線も、サーバ内のピーク時負荷も軽いので結果として良かったかも。

GitHubサポートの問題点

GitHubのgemリポジトリサポートについては、まだ悩んでます。

末端ユーザとしては最新の機能で最も安定しているバージョンのgemを使いたいはずなんですが、分散バージョン管理であるが故に共通の親を持つ同系列のgemが多数存在し、結局どれを使うべきか判断できないのです。

中央集権的なRubyForgeであれば最新バージョンを追うだけなんですが、GitHubの場合、スクレイピング無しには親子関係さえ判断できない。というかそもそも、Rubygemを使わず直接GitHubにログインしてどれを使うか検討するときでさえも、同系列のgemの内、誰のgemを使うべきか悩ましいですよね。

結局、Subversionのような中央サーバ型でも、Gitの様な分散サーバ型でも、一つのプロジェクトを継続していくためには全体の流れを統括して本流を維持していくコミッタが必要と言うことなんでしょうね。

全文検索機能の問題点

もう一つ付けたい機能が全文検索機能で、これが無いとgemspec.infoは実用にならないと思ってるくらい重要な機能なんだけど、これはacts_as_searchable(エンジンはHyperEstraier)を使おうと思ってるんですが、このHyperEstraierがちょっとくせ者です。

というのは、HyperEstraier自体は国産なので日本語に対する検索性能や日本語の資料がしっかりしてて機能的にも性能的にも良いところが一杯なんですが、どうも作者は既に興味を失っているらしく、メンテされている気配がない+コミュニティも盛り上がってない。(MLを見ている限りでは)

gemspec.infoへの全文検索実装だけ考えればあまり問題ではないんだけど、どうせ使い方をマスターするなら次のサービスや仕事でも使いたいし、それなら将来性があるエンジンを採用したいですよね。

Wikipediaで調べる限りは、機能的にはぶっちぎりで優秀(使いやすい)なので、メンテナさえ居ればしばらく安泰って感じなんだけどねぇ。分かち書き+N-gramのハイブリットって他では無いので。

で、次のタスク

話は逸れましたが、個人的にはandroid に興味が移ってきており、プライベートな時間帯にRubyを触る時間は減りつつあるので、gemspec.infoのコードも、さくっとオープンソースとして公開すべきなんでしょうね。GitHubあたりに載っけちゃいましょうか。


2008年12月9日火曜日

ベンチャー経営者のための資金調達マニュアルを使って独学してみようかと

北から南や西を見て思うこと: スタートアップ指向コンサルティングというビジネススタイルについて考えてみた でもちょっとふれているように、最近おいらは経営層や企画層と対等に話が出来るように、もっと言うとコンサルティングが出来るようになりたいと思っています。

何故そう思うようになったかというと、

  • 人月×単価に代表されるような、製造原価に基づく売価から脱却したいから(今思ってるのは、いくら儲かりそうだから、いくらで買いませんか?と言いたい)
  • 経営者視点で物事を捉えることで、どういうモノをどのタイミングでどこに売り込めば買ってもらえそうか知りたいから(会社での財務イベントに対する知識を含む)
  • Webシステムも世の中に溢れるようになってきたので、作る側もより良いモノを作らなければならない。方向性としては新しいモノと使いやすいモノが考えられるが、後者としては的確なマーケティングが必要となり、体系的なマーケティング手法を学ぶ必要性を感じたから(ただ、マーケティングって、学問っぽさを感じてしまい、実践的じゃない気がするのが嫌なトコなんだけど)
  • ていうか、受注した段階で「これ本当に売れるの?」と思うようなシステムを作らされ、実際サービスインからノーヒットノーランで試合終了、といった案件が非常に多い気がする。「これ本当に売れるの?」と思った段階からコンサルティングを行い、「これなら売れるかも」というところまで持って行けるならいいんだけど。(かつコンサルティング料もらえるし)

といった感じで、「ベンチャー経営したい」というより「(自分の立場はどうであれ)経営層に物言える技術者で居たい」といった感が強いです。

いいもんめっけ

で、これはどんな風に勉強していったらいいのかなぁと思っていたところ、良さそうなページを見つけました。

ベンチャー経営者のための資金調達マニュアルVol.1 というページなんだけど、前提知識の無いベンチャーの社長向けに、事業計画を練ってそれを元にベンチャーキャピタルや銀行から資金を得るために必要だと思われる知識をまとめた、と言った内容です。

本来は対面での教育ありきで、時間節約のため本で済ませれるものは本を読もうといった趣旨らしく、色々な本がずらずらっと紹介されています。

Vol.1Vol.2がリリースされていて、Vol.3は作成中らしい。(といいつつ、もう1ヶ月過ぎてるけど…)

Vol.1は基礎知識+総論編、Vol.2は事業計画書作成編といった位置づけみたい。

早速揃えてみる

これは大筋自分の目的と合致するので、早速中古本を中心に買い揃えてみました。

amazonを中心に中古本を探しましたが、大半は中古本で揃いますね。中古本なので送料無料にならないらしく、購入代金より送料の方が高いくらい。Vol.1分なら、送料含めおおよそ1万円もあれば、大半は揃うと思います。(得られる知識と比べるとりーずなぼー)

あと、amazonの中古本は毎日価格が変わるので、「ちょっと高いかなー」と思ったら数日様子を見るのが良いかもですね。古本販売サイト一括検索 と併用するとか。

時間があるときに読んでみる

ということで、これから暇を見つけては、感想を書いてみます。

まぁ、ベンチャー経営者のための資金調達マニュアルの目的と自分の目的は完全に一致しないであろう点と、そもそもの前提知識が違うので、一部無駄と思われる本もあると思いますが、そこは中古本使うので良しとして。

フォーカスリーディングの教えに則り、読む価値無しと判断した部分はズバズバ飛ばし読みするので、その分評価が良くない本が出てくるかもです。

2008年12月6日土曜日

フリーランスを代表して申告と節税について教わってきましたを読んだ

あーそろそろ年末だし、税金とかどうすっかなー、ってかおれ全然知識無いじゃんヤバイよおれ、と思って速攻amazonで買って、届いたその日に徹夜して読みました。(笑


"フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。" (きたみ りゅうじ)

フリーランスを代表して申告と節税について教わってきましたを読もうと思った理由

  • もともと税理士の勉強しようかなぁと思ってたので、こういうのに興味があったから
  • フリーランスとしてやってくのと、会社員としてやっていくのは、どっちにどんなメリットがあるんだろうと思ったから
  • amazonの評判が良かったから(結構amazonのコメント見て決めるの多いなぁ)
  • 「フリーランスを代表して〜」なので、立場的にぴったりだったから

フリーランスを代表して申告と節税について教わってきましたってどうよ?

  • タイトル長いよ
  • 基本的に、フリーランサーの著者と、税理士の先生が会話するスタイルで書いてあるので、とても読みやすい
  • 申告とか税理について、現実に即した視点で、仕組みからポイントまでわかりやすく解説している
  • 読みやすい割に、ぶっちゃけが多くて実用的。まぁ、税理の面白い面というか、節税のキモというか
  • 「一人で仕事してます」みたいな規模をターゲットとしているので、立場的においらにピッタリだった
  • 青色申告って何がうれしいのか、どこまでが必要経費?とか、勘定科目はどれにしたらいいの?とか、税務調査って実際どうよ?的な、本当に知りたいところがきっちり書いてあって良い感じ

で、どう思ったか?

  • 考え方とか要点は、この一冊で十分だと思う
  • 細部は省いてあるので、本格的にやるならハンドブックがもう一冊必要だと思う
  • さくっと読めて実用的なので、時間がない人や、本格的に覚える前の総論的な使い方がオススメ
  • 買って良かったです

オススメできるか?

んーと、フリーランサーは間違いなく読んだ方がよいです。

2008年12月5日金曜日

英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法を読んだ

ええと、最近マジメに英語を勉強しているのですが、どう勉強したら効率的なのか疑問に思う部分もあったのでこの本を読んでみました。


"英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法 (アスカカルチャー)" (小川 慶一)

英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法を買おうと思った理由

  • サイトで紹介されていて、結構評価が良かったので興味を持った
  • 実際に本屋で立ち読みしてみて、あーなるほどねーと思う部分があったので買ってみた
  • 特に、うまく勉強時間を確保して、如何に効率的に勉強するかを、科学的に理論立てているのが気に入った

英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法ってどうよ?

  • TOEICで点を取りたいなら、まずはボキャブラリ重視。TOEIC500点ぐらいから文法知識も重要になるけど、最終的にはやはりボキャブラリが重要になる。
  • 覚えたことを忘れないようにするには、まず復習すること。そして覚えるときに強烈なショックを覚えること。でも、極論的にこの二つは同じ事。
  • パッシブ・レビューよりアクティブ・リコール。要は、何度も読み返すより、考えたり書いたりする方が効果的。
  • 人間が一度に覚えられる数は7個まで。これをチャネル・キャパシティーと言う。
  • 効率的に覚えるには、背景事情や理論から覚える、各論より総論から覚える、順番を入れ替えたり、カテゴリー化したり、語呂合わせと音で覚えたりすると良い
  • 単語はコンセプトで覚え、訳は覚えない
  • 「マクドナルド」を聞き取れないとき、日本人は「まー・くー・どー・なー・るー・どー」と同調同長で言うけど、英語圏の人は「ダナーズ」と強弱をより強調して言う。これが日本語と英語の音の違い。
  • ラテン語系の単語は、語源に接頭辞・接尾辞などをつけて機械的に組み立てられたような構造になっているものがある。語源の数は数百だが、そのバリエーションは多く、要点さえ覚えれば理解もしやすい。
  • 語学の勉強では、わかってもわからなくてもいいから、適当にがんばったらさっさと次に進むのが大事
  • 成果 = 環境 × 集中 × 時間

で、どう思ったか?

  • 私の英語学習法と題しているだけあって、効率的な学習法と、学習時間の確保の仕方や、効率的な時間配分など、実践に即した内容に、大きくページを割いている
  • 学習内容はTOEICに絞ってあるので、この通りにやるだけだと、読めるけど、書いたり話したり出来ないと思う。ただ、効率的に学習するには、ちゃんと読めるようになってから、書いたり話す練習をした方が良いと他の本にも書いたあったような。
  • 結構さくっと読めて、それでいて気持ちいい。理解した気になる。
  • やっぱり如何に効率的に勉強するかを、科学的に理論立てているのは、読んでいて気持ちが良い。(プログラマだからなんでしょうねぇ)

オススメできるか?

英語学習に限らず、語学系の学習、もっといえばあらゆるモノの勉強をする前に読んでおくことをオススメします。特に会社員など、時間が限られてしまう方へ。

自分の子供が大きくなっても、機会があれば読ませると思います。

関連すると思われるサイト

ボキャブラリ重視というあたりは、結構核心突いてる気がする。

英語ができないたった1つの決定的な理由

2008年12月4日木曜日

フォーカスリーディングを読んだ

最近色々思うことがあって、年末年始はたくさん本を読もうと思っています。

で、おいらは他人様より本を読むのが遅いので、このまま読むとすごい時間を消費してしまいそうだったので、最近売れているらしいフォーカスリーディングという本を読んでみました。


"フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術" (寺田 昌嗣)

フォーカスリーディングを買おうと思った理由

  • 大量の本を読むための時間を節約しようと思ったから。
  • ソレ系のサイトでとりあげられていて、まぁ、悪くない評判だったので。
  • amazonのコメントなどで、昔の有名な本の焼き直しみたいなことも言われてるけど、逆を言うとそれって結構的を得ていることが書かれているってことだよね?
  • 「10分で本が読める」とは言ってないこと。「1冊10分のスピードで、10倍の成果を出す」と書いてあるだけで。要は妖しげ速読術の本では無いと思ったから。

フォーカスリーディングってどうよ?

結構はっとすることが色々書いてあります。

  • この本は、「本を早く読むための本」では無い
  • この本は、「如何に効率的に読書によって知識を得るか」について書かれた本。要は「本の読み方」について書かれた本
  • 読書の投資対効果 = (著者の力 × 読者の経験値) / 読書にかけたコスト × あなたのビジネス力
  • 本を読む前に、なぜ本を読む必要があるのかを明確にする
  • 全文を読む必要はない。細部を捨て、必要なところだけ読む
  • 1回で全てを読むのは非効率かもしれない。実は浅く数回読んだ本が理解が早いかも知れない。
  • 得るものが少ない本は、途中でも読むのを止める。おいらの場合、本の価格より本を読むための時間コストの方が高い。得るものが少ない本を読むより、プログラミングした方が良い。
  • 本を買わずに、本を読んだ友達をお茶に誘って、ポイントを聞き出した方が効率的かも
  • 狩猟採取型読書と農耕型読書を意識する
  • 一応速読についても書いてあるけど、あまり重点は置いてない。こういうことができたら、読み方に幅が出来るよー程度。でもかなり具体的に書いてある。

で、どう思ったか?

  • どちらかというと、おいらが良く読むような技術書ではなく、ビジネス本を読むときのことを対象に書いてある気がする。技術書だと、前提条件が分からないと以後の話が理解できないので、飛ばし読みできないからね。
  • 全文を読む必要はない、という部分には結構ショックを受けたかも。確かにそうだよねー。読む速度が遅いなら、如何に読む文書量を少なくするか、に重点を置くべき。
  • 速読については、あーそうなんだー程度。おいらにとって速読はやはり嘘臭さがあるので、「全文読まない」の方がインパクトがあって、現実的に思えた。
  • 大事なのは、本を読むことではなく、本から得られた知識を使うこと

オススメできるか?

うん、1100円と安いし、本をたくさん読む必要がある人や、上記で興味を持った人は読んでみると良いと思います。あると思います。

この本を読んだあとに見たら良いと思うもの

本の選び方が参考になりました。。

桁外れの数読むためのインプット&アウトプットする方法

いつもたくさん読んでいる人のノウハウ

読書を単なる知識取得ツールで終わらせるのはモッタイナイ!

中古本の横断検索サイト。有名な本なら結構安く手にはいるかも。

古本販売サイト一括検索

2008年12月1日月曜日

android勉強会 in 札幌+android周辺事情のまとめ

11/28にJavaFesta2008にてandroidに関するセッションが、11/29にandroid勉強会 in 札幌が開かれ、勉強会に関してはスタッフとして参加してきました。

1週間前まではandroidに関してあまり知らなかったのですが、スタッフになった関係もあって今週ちょこちょこと情報を集め始め、勉強会などを通していろんな情報が集まったので、まいむぞうの主観で見たandroid観+勉強会まとめ+ぶっちゃけトーク的に列記してみます。

androidの採用に適した状況

正確にはandroidの採用に適している(とまいむぞうが勝手に思っているもの)です。

  • 外出中に座っている状況以外で使う(=ノートPCは使えない状況。処理能力や表現力はノートPCには敵わない)
  • 常駐アプリを常に起動しておくような使い方(=その場その時に合った情報を提供。秘書アプリなど)
  • 組み込み業務系ハードの制御用フレームワークとして。既存の組み込み向け開発環境は、専用のIDEとCまたはC++の組み合わせであり、独特の進化を遂げてきた(=一般的なJavaの開発環境水準には遠く及ばなかった)が、一気に追いついた(=開発コスト減少)。またフレークワーク部分のソフト代金が不要になるので、一台当たり単価も下がるのでは? これと相まって、今まではハードの調達コストや組み込み用のプログラミング環境を使わざるを得ないので参入障壁が高かったものが、androidであればかなり下がるのでは? 特にタッチデバイス系など。

大事なこと

  • 最初から全世界を狙うべき(日本での展開がどうなるか、受け入れられるのかも含め、防衛戦は張るべき)
  • androidではintentを通して他のアプリに問い合わせが出来る以上、早期にシェアを取ってしまえばその類のデータプロバイダとしてデファクトを取れる可能性が高い(ユーザとしては同種のソフトを複数入れるより、1つで済ませたいはず。容量的アプリ間の相性的に)
  • 携帯用ソフトは無料もあるけど、実用性が高ければ有料でも買う、という風潮がある(=良いモノは販売できる。広告モデルに頼らない。iPhoneはこれでいいが、androidマーケットはちょっと風潮が違う可能性も…)
  • 現状、英語読めないとキビシイ(ドキュメントがほとんど英語)
  • 勉強するならみんな1つづつ作りたいアプリを考えて、コツコツ作っていくのが一番良いのかも。

ぶっちゃけどう?

  • Javaであるための3大要素である「文法」「標準ライブラリ」「バーチャルマシン」のうち、androidは文法しか準拠してないので、Javaとは似て非なるモノとして扱わなければならない。
  • とはいえ、ソースコードレベルでは標準ライブラリもそこそこ同じモノが入っているので、既存のJava用サードパーティライブラリも、とりあえずコンパイルしてみて通れば使えそう。方向性としてswingなどのGUI系ライブラリはごそっと落ちているみたい。(これって結構楽しい未来が待ってる気がしませんか?)
  • 現状のandroidはG1専用のコードも混じっているなど、まだ完成とは言えないレベルのようだ。ぶっちゃけG1発売前は相当厳しかったらしく、ハードメーカーが相当頑張ったらしい。
  • このような事情から、android搭載機が出たての数台は、android間でも互換性問題が浮上するかも? 実際問題、エミュレータでは動作するけど、G1では動作しないアプリケーションが大量にandroid marketに登録されているらしい。(どうすんのコレ?)
  • FlashLiteではなくFlash 10ベースのプレイヤーがandroidに載ったというニュースが流れて居るみたいだけど、ぶっちゃけ完成度は「いまひとつ」らしい。具体的にはFlexはまだ動かないんじゃないかな、みたい。ただ、相当気合い入っているようなので、これらの解決は時間の問題っぽい。

個人的に聞きたかった事

主にネットや本や勉強会など多方面から収集したものです。

  • androidの海外での反応は? 盛り上がってる? →一般ウケのレベルはちょっと把握できてないけど、開発者レベルの話であれば、本家googleグループへの投稿量がハンパ無いことからかなり注目されているのでは? ちなみに日本以外では本家が活動の拠点のようです。(ので、まじめにやるなら追っかけるべき)
  • layoutとstrings.xmlを分けている理由って、多言語に簡単に対応するためだと思うけど、具体的に言語リソースを変えるにはどうすればいい? →本に書いてあったので読めばいい
  • 日本でのandroidリリース情報は? →来春(4月か5月)ぐらいかな?
  • ケータイとしてのandroid以外の状況は? 業務用組み込み機器とか。 →android周辺ではarmadilloが注目を浴びている。実際に展示会などでもかなり手応えがあるみたい。
  • androidでゲームは作りやすい? →良い面と悪い面があるけど、メモリとCPUの分携帯アプリよりは作りやすい。
  • androidはどうやって配布するの? →コンパイルするとapkファイルが出来るので、これをデバッガ経由でインストールするか、HTMLに貼っておいてクリックしてインストールするか、android market経由でインストールする。
  • android marketからアプリをダウンロードしてエミュレータで動かすことは出来る? →現状、G1などの実機でなければandroid marketにはアクセスできない。ただし、今は有料ソフトがないので、手元にapkファイルがあればエミュレータなどにインストールできるかも。
  • QR画像を解析して文字を取り出すようなライブラリは存在する? →Javaの既存のライブラリでそういうのがあるらしい。(未確認)
  • たとえば、新しいセンサーなどをメーカーが作って、それをandroidにくっつけたとして、android用のデバイスドライバを新しく書くのって難しい?(携帯端末としてはあまり出ないだろうけど、armadilloとしてなら需要が高い気がするし、簡単にできるのか、それなりに時間が掛かるのかによっても状況は変わる気がする。 →まず、市販されるandroidはコア部分をいじれないようになっているので、基本的には追加デバイスは扱えない。エミュレータもしくはarmadilloならばこのあたりも可能だが、アットマークテクノさんに聞いてみたところ、まだデバイスドライバの詳細は掴めていないみたい。ちなみにgainerをくっつけるサブプロジェクトが動いているみたい。(というか半分当事者なんですが)
  • activityって一言で言うと何? 一時期にアクティブになれる一単位という理解は正しい? →基本的には画面一枚と思って良いみたい
  • 参考にarmadilloのロット単価知りたい →話を聞くと、色々組み合わせがあるようなので、やはりアットマークテクノさんに直接聞いた方が良さそう。
  • 業務用機器のように、電源入れたら特定アプリだけが立ち上がるようにできるか? →標準のランチャーもいちアプリケーションなので、これを差し替えれば可能かも。(未確認)
  • T-MobileのG1を入手する方法は無い? →ヤフオクで普通に売ってるね。使用上の注意はあるみたいだけど。
  • android marketでの収益性ってどう? →iPhoneのAppStoreとはビジネスモデルが違うし、まだ決まってない部分が多いので、正直分からない。が、有料化開始までにある程度の期間があるため、有用なアプリは無料期間中に出尽くしちゃって、「アプリは買うもの」という文化にならない可能性もある。
  • android marketって登録するのって難しい? →実は簡単らしい。$25払って、登録時に自分の証明書でデジタル署名する必要があるみたい。
  • 赤外線通信ってサポートされてる? →たぶん、ないような気がする。

Macにセットアップするなら

自分でセットアップしたときのメモです。ネット上にMac用の設定が見あたらなかったので。

  • エミュレータ初回起動時にandroid用のデータ格納先を聞かれるので、~/.androidを先に作っておくと良い
  • JDKはSunからじゃなくてAppleから出てる。ソフトウェアアップデートで入る
  • envでJAVA_HOMEがあるか確認。無ければ作っておくと良い。
  • インストール済みJDKは/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/に置いてあるはず
  • keytoolのパスはwhich keytoolで探すのが早い
  • MacでAndroid API Key用のfinger printを取得するには/usr/bin/keytool -list -keystore ~/.android/debug.keystoreでOK。~/.androidは先に作ったパス

まぁ、あまり重要なことではないのですが。

androidやるなら一度は見ておくべき

市販の本である


Google Android入門 ~携帯電話開発の新技術」で周辺事情を押さえ、


"Google Android完全解説 (アスキームック)" (アスキー)で実際のプログラミングに必要な知識をおさえると良いかも。

これ作ったらどうよ?

個人的に思いついたandroid用アプリのアイデア。(まだまだですな)

  • 絵文字対応メーラー(UTF8で絵文字サポートという流れもあるようですが…)
  • 飲食店の待ち行列の管理(順番が来たらメールで通知)
  • 自分のgoogleカレンダーからのスケジュールを読んでサービス提供&秘書ソフト

今後の予定

「札幌Javaコミュニティ内日本androidの会北海道支部」ぐらいのスタンスで、北海道におけるandroid関係の活動を続けていくことになりそうです。(詳細は検討中)

ただ、いかんせん人前で話せるほど知識量がないので、札幌Javaコミュニティ内でちょっと時間もらって「今こんなアプリ作ってます」とか近況報告し合ったり、北海道のandroid関係者が集まって呑めるような感じにもって行けたらいいなぁというところです。札幌にはアットマークテクノさんやハドソンさんも居ますしね。

札幌Javaコミュ自体も、特定のJava技術に偏るものではなく、参加者の興味対象によって会の性格が変わるものなので、android勉強会に参加した方で、android技術者間のネットワークを持ちたい方は、札幌Javaコミュニティに参加してみてはいかがでしょう?