2008年8月21日木曜日

be動詞の疑問形を作れなかった男がiKnow!を効率的に学習する方法

何事も効率的に勉強するための方法(学習法)があり、おいらは英語上達完全マップの通りにやってみようと思っています。(Amazonとかブログの評判もいいですし)

ただ、英語上達完全マップの勉強法は、オーソドックスというか、iKnow!とかiPodなどの一般に広まったモノや、自分の興味のある海外ブログ・ニュースなどをうまく使って「楽しみながら生活にとけ込んで勉強する」というスタイルではないため、英語上達完全マップのエッセンスを取り出してうまくそれに乗りながら、アレンジしていく必要があるかなぁと思っています。

ただ、英語に関して相当ダメダメにおいらは、音読パッケージ とか瞬間英作文 ができない(10%ぐらい進んだところでわからなくなる)ので、これができるようになるのでの学習を、「中学英語の参考書」と「iKnow」に絞ることにしました。(英語上達完全マップのケース2.学生時代英語が苦手だった人は、おいらのためのケースですw)

なお、以下で言うiKnow!とはサービス全体を指すiKnow!ではなく、iKnow!・Dictation・BrainSpeedというアプリ中のiKnow!のことです。

DictationとBrainSpeedについては、イマイチ良い学習の流れが掴めてないので、そのうちまとめます。(Dictationは1日1回、BrainSpeedは暇なときに時間つぶしにやると良さそうですが…)

相当ダメダメな人が最初にすべき事

まずは文法の理解です。(きっぱり)

中学英語レベルの文法を参考書を使って押さえます。

まぁ、たとえ一時でも、学校で習って覚えていた瞬間はあるはずで、正直必要性に駆られて覚えようとしている今の状況で参考書を開けば「あ、結構思っていたより楽かも」と思えると思います。また、通常の会話で使われる文法の大半は、この中学英語レベルらしいので、実用性も高そうです。

単語知識やコロケーションはiKnowが教えてくれるけど、文法は教えてくれないし、文法知識がなければiKnowでの学習効果が半減すると思うので、さらっと一通り文法をおさらいしましょう。たぶんiKnowの初期レッスンであれば、中学文法程度で十分です。

iKnowのレッスン進行を把握する

iKnowのレッスンは以下のように進行します。

同じ単語でも、最初に出題されるときは1→2→3→5となり、終盤では3→6となります。

また、間違えると1段階下がって復習するようです。

  1. 初めて学習する単語の説明と例文(単語とその日本語訳、例文x2またはx1、スペルタイピングが1画面表示されるモノ)
  2. 英単語が表示される→日本語訳の5択(正解がないときはその他)→正解すればその英単語を含む英文と和訳が表示される
  3. 英単語が表示される→日本語訳の10択(必ず正解を含む)→正解すればその英単語を含む英文と和訳が表示される
  4. 日本語が表示される→英単語の5択(正解がないときはその他)→正解すればその英単語を含む英文と和訳が表示される
  5. 英文音声と歯抜け例文が表示される→歯抜けをタイピング→正解すればその正しい例文と和訳が表示される
  6. 日本語が表示される→その英単語のタイピング→正解すればその和訳が表示される

まぁ、実際にやってる人なら知ってることだし、だから何?って話なんですが、この進行方法はノウハウに裏打ちされていると思われる(復習タイミングや進行速度が自動調節されるあたり、そう感じられる)のですが、慣れてくると問題を解くことだけに集中してしまい、あまり覚えることに意識を向けなくなるので、レッスンが終わってもすぐ忘れてしまって、あまり学習効果がないように感じられてしまいます。

効率的に学習するポイント

これは次の点に気をつければ回避できそうです。

  • 単語を覚える事と文脈を感じる事に集中する。それ以外に意識を向けない
  • 意識的に連想記憶を使う
  • 音声が再生されたら、そのまま口に出してリピートする
  • 例文が表示されたら、そのまま訳してみる
  • 選択肢が表示される前に、答えをイメージしておく
  • 「1.初めて学習する単語の説明と例文」に時間をかける

どういうことか、もうちょっと突っ込んでみましょう。

単語を覚える事と文脈を感じる事に集中する。それ以外に意識を向けない

大半の動作はキーボードで操作可能。10択の選択時や、問題文を聞いた後などは、いちいちマウスをスライドさせてボタンを押すより、方向キーで選択してEnterキーを叩いた方が早い。問題に集中できる。

意識的に連想記憶を使う

すべての例文に、それを連想させるような画像が付いている。(連想記憶と理解へのヒント、使い分けへのヒント) これは例文の使い方やニュアンスを理解する良いヒントとなる。

音声が再生されたら、そのまま口に出してリピートする

英文音声が流れてきたら、とりあえずリピーティングする。(周りの状況から音に出せないなら頭の中でリピーティングする) リスニングとスピーキング(主に発音)の練習という意味もあるけど、音読パッケージにもあるけど、覚えるための発声というのは連想記憶的にもいいみたい。iKnowの場合、単語が定着するまで何度も再生されるので、何十回と聞いて、発声することになると思う。(それでも音読パッケージより回数は少ないはず)

例文が表示されたら、そのまま訳してみる

「正解すればその英単語を含む英文と和訳が表示される」これ大事。容易に理解できても和訳を見ないようにして英文から和文を考えて、口に出してみる(もしくは頭の中で言う)。

たとえば、音声と例文が同時に表示されたら、リピートしてからすぐに訳してみるなど。

選択肢が表示される前に、答えをイメージしておく

「英単語が表示される」のタイミングでは、「意味がわかりますか?」「○はい」「△多分」「×いいえ」とあるように、ここで単語の意味を考えることを前提としている。「日本語訳の10択(必ず正解を含む)」画面で選択肢を見ながら考えるのではない。選択肢を見る前に、答えを思い描くのは記憶の定着に大きく貢献すると思うので、これは実践した方が良いと思う。(こういう使い方なので、「正解すればその英単語を含む英文と和訳が表示される」の時に最初から和訳が見えているのは邪魔。「初めて学習する単語の説明と例文」の時のように、最初は見えてないけど、ボタンを押せば和訳を見ることが出来るってのがちょうど良い。でもキーボードショートカットは付けて欲しいな>iKnowスタッフ)

知っている単語(すっと答えが出てきた単語)は基本的に答えるのみ。意識的に覚えようとしなくて良い。ただし、最初に出てきたときや間違えたとき、答えに詰まったときは一通りやる。知ってる単語ばかりなら10単語につき2分もかからないと思う。

また、この時さっと答えが出てこないようであれば、自分はその単語をしっかりと覚えられていないと判断できる。(完全に自分のモノになれば、さっと出てくる) この場合は、「その英単語を含む英文と和訳」をもう一度文法的+単語の意味を思い出しながら和訳してみる(正解できた場合)、もしくは「初めて学習する単語の説明と例文」をもう一度和訳してみる(間違えた場合) なので、基本的に時間切れとなることは無いはず。

「1.初めて学習する単語の説明と例文」に時間をかける

「初めて学習する単語の説明と例文」は重要。

まず一つ目のタブで英単語とその和訳が表示されるけど、これを覚えるのはもちろんのこと、今覚えているのは動詞なのか名詞なのかといった品詞もそれとなく覚えるようにしよう。じゃないと、動詞としてのnameと名詞としてのnameをごちゃ混ぜにして覚えてしまって、後で混乱しかねない。(学生時代のおいらがそうだった)

次に例文1タブと例文2タブ。タブを進めるのはTABキーを押すと便利(おいらキーボード操作派)。ここでも音声が流れたらリピートするんだけど、例文を見て単語の意味を思い出して、文法に注意しながら和訳してみる。ここでは新たに出た単語だけじゃなくて、例文に含まれる単語全てについてちゃんと考える。ただし、iKnowの例文は学習を追えた単語だけで構成されているとは限らないので、知らない単語が出てきてもあまり気にしない。ちなみに、タブを開くだけだと、英例文とその音声が再生されるだけで、和訳されたものは表示されないんだけど、タブの上のボタンを押すと和訳も表示される。たぶんこれも「最初は答えを見ないで和訳してみてね」という意味なんだと思う。(この和訳表示にもキーボードショートカットがあれば良いんだけど…)

最後のスペル練習タブは、単語のスペルを覚えるためのタブなんだけど、ブラインドタッチ出来る程度キーボードに慣れてないなら、逆に学習効率は悪いかも知れない。でも、単語を覚えるときに、書くという動作と共に覚えるのも、連想記憶的に良さそう。実際効率も良いみたいなので、タイピングが苦じゃないなら何度かタイプしてみると効率がよいと思う。

このように、「初めて学習する単語の説明と例文」にはじっくり時間をかけるので、新しいコースなどで新しい単語ばかりなら、10単語30分とかかかると思う。逆に、ある程度覚えた単語ばかりなら10単語2分ぐらいかな。

iKnowの場合、問題を間違えなければ、4回連続正解で定着したと見なす(25%up/回)ので、迷ったり自信がない単語は積極的に「1.初めて学習する単語の説明と例文」に戻ってきて覚え直す方がよいのかも。(じゃないと、定着したと見なされて再度出題されなくなる)

iKnowスタッフへ

iKnowはノウハウに裏打ちされた素晴らしいサービスだと思います。

楽しみながら空いた時間で効率的に学習できて、しかも無料。

Ruby on RailsとFlexというけっこう前衛的な技術を使っていて、アジャイル的な開発アプローチを取っていると記事にありましたね。(SoftwareDesignの2008/6号ぐらいでしたっけ?)

素晴らしい点が多いiKnowですが、個人的にはこの記事のような視点で、iKnowが考えるケーススタディ(高望みな人用・ダメダメな人用・旅行用の3パターンぐらい?)を詳細なチュートリアル風にまとめてもらえると、すごく嬉しいです。

こういう学習のノウハウ的なものがあって、このアプリを設計できたんだと思うので、効率的な勉強方法をチュートリアル風にまとめてもらえると嬉しいです。

2 件のコメント:

Speak English さんのコメント...

謝謝

Fluent English speaker さんのコメント...

Nice post thank you